ジェンダー平等な社会に向けて~リハ医学会~

6月23日、パシフィコ横浜で開催されたリハビリテーション医学会シンポジウム「リハビリテーション医学・医療における男女共同参画の現在・過去・未来 ~だれもが活躍できる社会を目指して~」にシンポジストとして登壇させていただきました。

今から10年前、公益社団法人 日本理学療法士協会での福利厚生の一環として「女性理学療法士の会」の立ち上げに関わった経緯や長年リハ専門職の仕事と育児を応援するリハビリママ&パパの会を応援してきたので、理学療法士はじめリハ専門職のジェンダーギャップの課題については常に意識をしていきたつもりです。今年、日本理学療法士協会では「ジェンダーギャップに関するアンケート調査」を実施しており、その結果も踏まえて理学療法士の立場でお話しました。日本理学療法士協会ジェンダーギャップアンケート結果についてはこちらhttps://www.japanpt.or.jp/info/20220512_389.html

今回のアンケートによると理学療法士男女別の仕事満足度では満足・やや満足と感じている人は男性64%、女性62%とほぼ同数でした。理学療法士は専門職として男女平等に働くことが出来る仕事であることから、やりがいなど仕事に対する満足度は変わらない結果が出ていたと思います。一方、男性と女性どちらが有利かという質問では、圧倒的に「男性が有利」という回答が多く、男性も女性も男女差を感じていることが分かりました。職場においても「男性が有利」という回答が多く(女性62%、男性41%)、男女平等に働くことが出来る仕事にも関わらず、男女差を感じていることが分かりました。

理学療法士は仕事の内容上、起居動作や車椅子移乗、立位・歩行練習など重労働となることも多いことから筋力・体力・体格的な有利さの他、未だに残る「男性は働き、女性は家庭を守る」という考え方、女性は妊娠、出産、育児をし職場を空けることが多くなってしまうため就職する時点での女性性としてのハードル等、様々な理由で男性が有利と感じているのかもしれません。一方、世界国際フォーラムの「ジェンダーギャップ指数」によると政治領域でジェンダーギャップが大きいと言われており、今年内閣府が出した女性活躍・男女共同参画の現状と課題においても提示されています。https://www.gender.go.jp/research/pdf/joseikatsuyaku_kadai.pdf

私自身は男性なので、女性の立場での視点を完全に持つことは難しいのですが、ジャンダ―平等の社会には現在の岸田政権において重要視している「聞くこと」がまず大切だと感じます。男女の性差があるのは当然ですが、その性差があることで差別を生むことがあってはいけません。
私も政治家という立場から、女性が置かれている立場を知り理解したいと思い数々の議員連盟に参加し課題を共有しています。

  • 女性活躍を国際的に推進する議員連盟
  • 女性医療職エンパワメント推進議員連盟
  • Femtech振興議員連盟
  • 国際母子栄養改善議員連盟
  • 自由民主党母子寡婦福祉対策議員連盟
  • 不妊治療への支援拡充を目指す議員連盟

特に私たち理学療法士等リハビリテーション専門職は、男女が同率で存在する希少な業界です。だからこそ、男女お互いの強みを活かして、お互い分からないことは聞き、理解し合える関係性を目指していきます。
参考までに内閣府男女共同参画課発行の「みんなで目指す!ジェンダー平等×SDGs」https://www.gender.go.jp/public/subtextbooks/pdf/subtextbooks.pdf

また、男女が互いを活かし、共存するためには何よりコミュニケーションが大切と感じます。これから7月10日まで全国各地の皆様の元にも伺わせていただきますので、ぜひ気軽にお声かけいただき医療福祉の課題はもちろんのこと、ジェンター平等に関する課題についても是非お聞かせください。男女で力を合わせて、価値ある未来を作っていきましょう!!神奈川でお会い出来た皆さま、ありがとうございました!!

【立候補のご報告】2枚目には、「小川かつみ」! – 小川かつみ 参議院比例区(全国区)候補者 (ogawa-katsumi.com)


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