3年間は雑巾がけ

6月19日、公益社団法人 埼玉県理学療法士会定時総会が開催され、特別講演「理学療法について、今、国政で話されていること」をテーマにお話させていただきました。
普段、病院や施設で勤務されている理学療法士の皆さんには国政での動きは想像が出来ないかもしれませんが、実は私自身も6年前はまさにそのような状態でした。参議院議員として当選するまでは日本理学療法士協会副会長を務め、長年理学療法士養成校の教壇に立ってきましたが、国会議員としては1年生。議員としてのオリエンテーションもなければ、マニュアルもない状態で、私の中に強い想いはあるものの国会議員としてどのように活動していけばよいのか模索した1年目のスタートでした。

当時の参議院自民党幹事長は吉田博美先生でしたが、彼からは「とにかく3年間は雑巾がけ、人のために汗を流しなさい」と励まされ、国会での動き方や人脈の作り方等、貴重なアドバイスをいただきました。まさに3年間は先輩議員の背中から学ぶことの多い日々でした。そうした学びを経て、4年目に厚生労働委員会理事、5年目には参議院厚生労働委員会長という大役を拝命しました。そして、今年6年目にかねて悲願のリハビリテーションを政策の観点から議論する場として「リハビリテーションに関する小委員会」を創設することが出来たわけですが、厚生労働部会長に就任された牧原秀樹先生には多大なるご支援を頂きました。
「理学療法士及び作業療法士法」制定以来57年、リハビリテーションをテーマに議論できる場というものは皆無でした。ようやく私たちはここまで来た、という感慨深い出来事でした。政策論議に加わることの意義、その場に現場の声を届ける人が居るということの大切さを改めて痛感しました。また骨太の方針2022のとりわけ予防の分野、重症化予防、健康増進の部分に「リハビリテーション」という言葉を加えることができ、さらに、理学療法士等の処遇改善についての一文を本文に入れられたことは極めて大きな成果です。そして、これをさらに次のステップへと大きく拡げなくてはなりません。

実は6年前、私が参議院議員選挙の選挙戦のスタートを切ったのがこの埼玉県でありました。牧原秀樹先生をはじめ、埼玉県の理学療法士の皆さまの激励を受けて、17日間の選挙戦を戦いました。牧原先生は熊本県でのマイク納めにも駆けつけてくださり、暑い暑い熊本のしかも体育館で共に汗びっしょりになっていたことを思い出します。そんなわけで、私にとってとても思い入れのある、この埼玉で私のこれまで歩んできた軌跡をお話することが出来とても嬉しく思っています。若い会員の皆様もうなずきながら真剣に聞いてくださり元気をもらいました。
また、この日のために元防衛大臣、国際人権問題担当首相補佐官の中谷 元衆議院議員も時間を割いて駆けつけてくださりエールをいただき、感謝申し上げます。埼玉県理学療法士会会長、理事はじめご参加いただいた会員の皆様、貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。

埼玉県理学療法士会の理事役員の皆様と

皆様のためにこれからも頑張りたいと思います。引き続き、ご支援の程よろしくお願いいたします。

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