産前産後の母体の身体トラブル実態調査
3/23、第4回リハビリテーション小委員会の予防領域の課題「マタニティヘルス」について善方医師と理学療法士の山崎さんから説明をしてもらいました。そのプレゼン資料を作成する際に妊娠出産時の母体身体トラブルと産後の諸課題(産後うつ・仕事・育児への影響等)との関連性のエビデンスがほとんど無いと聞き、予想はしていましたが、改めて対応の遅れを感じました。
この問題に対し、私が顧問を務めるNPO法人ReMindが今月末から「妊娠中出産時の母体身体トラブル実態調査」を(一財)日本女性財団と協働で行うことになり、昨夜は打合せ会議に参加しました。日本女性財団会長の産婦人科医 対馬ルリ子氏もご参加くださり、現在の産前産後ケアの状況や女性への支援に関して話題が広がりました。
私も男性として妊娠出産を通しての辛さは正直分からないところもあるのですが、この世に命を生み出すという命がけの作業をする女性の身体に対し、あまりにもサポートが少ないと感じています。これからますます人口減少により労働力が少なくなるわが国において、女性がのびのびと活躍できる社会にするためには本課題への取り組みは欠かせません。
妊娠出産を経験した女性が育児をしながらも周りからのサポートを得ながら社会参加できるように、いままさにリハビリテーションの観点からの介入が求められています。
今回の母体トラブル実態調査アンケートは出産経験者を対象に、より多くの声を集めたいとのことです。4月30日~是非皆さまも回答や拡散などご協力いただけると幸いです。