「医療専門職の人財育成を考える会」第3回勉強会開催
1月29日(月)、「医療専門職の人財育成を考える会」第3回勉強会を開催しました。今回は日本作業療法士協会より中村春基会長、日本言語聴覚士協会より深浦順一会長にお越しいただき、ヒアリングを行いました。
現在、両協会が独自に行っている卒後研修の制度化、卒前教育年限の見直し、地域包括ケアシステムに資する人材をどう育成していくか、といった諸課題について、両職種独自の事情を踏まえながら議論されました。
出席国会議員からは、米国等諸外国の制度や、国内の他職種の例と比較しながら、認定・専門資格の取得が給与に反映される制度の必要性、リカレント教育の重要性等の意見が出されました。
本議員連盟は、先ずは自民党所属の参議院議員有志によりスタートしており、現時点で51名の議員にご参加いただいています。冒頭、会長の山本一太先生から、「様々な議員連盟があるが、この議員連盟ほど精力的に活動している議員連盟はあまり無い」というご発言がありました。議連にご参加いただいている国会議員、趣旨にご賛同いただいている関係団体、そして活動を支えてくれている全国の仲間に感謝いたします。
勉強会を重ねるごとに、参加国会議員の間で、各医療専門職が抱える諸課題についての理解と関心が深まりつつあると実感しています。と同時に、諸課題を解決いていくための具体策を実現するまでには、まだまだ長い道のりがあることも事実です。
今後は、更に各医療専門職団体からのヒアリングを重ねると同時に、厚労省の検討会が出した「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会報告書」の中身について、養成校定員割れの現状・原因について等、テーマを絞り込んだ議論も深めていきたいと考えています。