奈良勲先生を偲んで
先月、神戸市で開かれた元日本理学療法士協会会長である奈良勲先生を偲ぶ会へ参列しました。
私にとって奈良先生は最も敬愛する理学療法士の一人であり、日本理学療法士協会理事になるきっかけをつくってくれた方でもあります。

1999年、世界理学療法連盟学会・総会が横浜で開催された年、当時、熊本県理学療法士協会で会長を務めていた私でしたが、さらなる発展に向けた協会の組織強化とともに、広い視野で理学療法士の将来を一緒に考えてほしいと奈良先生からお声掛けいただいたことが、私の協会理事の始まりとなりました。2001年、広島学会・総会で行われた理事選に立候補し、幸いにして当選させていただくことが出来ました。
それから気が付けば26年、議員に当選した2年を除いて、通算24年間の長きに亘って協会とともに歩んで参りました。奈良勲先生から中屋久長先生、そして半田一登先生へと会長のバトンは渡りましたが、うち10年間は副会長として活動し、気付けば理学療法士の組織代表として国政の場に立っていました。
奈良先生との出逢いが無ければ、このような人生も無かったのかもしれません。

リーダーとして理学療法士の将来ビジョンを深い洞察の上に明確に描き、常に先を見て新しいことに果敢にチャレンジする姿はとても刺激的で頼もしかったのを覚えています。思えば、「組織代表を国政に送り出す」と、マスタープラン(長期)に書き込んだのも奈良先生でした。そのいたずらっぽくも深いまなざしが私の脳裏に焼き付いています。
理学療法学の学問的基盤づくりとその体系化に力を尽くした人でありました。いまの協会はそうした奈良先生の熱い思いの上に存在しています。先達に対する感謝と尊敬の念は忘れたくないものです。
ところで当日は懐かしい方々のお元気な顔も沢山拝見することができ、併せて奈良先生には感謝!でした。
奈良勲先生、本当にありがとうございました。ゆっくりとお休みください。合掌






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