リハビリテーションが「攻めの予防医療」の重点領域に

厚生労働省が「U.E.N.O.Plan~攻めの予防医療厚生労働省関係施策~」を公表しました。
この計画では、「栄養・食生活」「がん・循環器病」「歯科保健」「認知症」「性差に由来するヘルスケア」と並び、「リハビリテーション」が6つの重点領域の一つとして位置付けられています。
リハビリテーションは、病気やけがからの回復だけではありません。

計画では、「心身機能の向上」に加え、「日常生活動作の改善」「社会参加の促進」「国民の健康の増進」につながるものと位置付けられ、予防・医療・介護を通じた切れ目のない提供を進めることが明記されました。

また、2040年に向けて高齢化が進む中、リハビリテーションや介護予防のニーズがさらに高まる一方、地域ではリハビリテーション専門職の不足が課題であることも示されています。
今回の施策では、リハビリテーションを受ける方が、その効果や必要性を理解し、主体的に取り組めるよう、科学的根拠に基づくポータルサイト等を整備することが新たに盛り込まれています。
そのほか、具体的な施策として、
・発症後早期や休日における質の高いリハビリテーションの推進
・ 地域リハビリテーション活動や介護予防への専門職の参画
・ データヘルスに基づく効果的・効率的な支援を進め、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施の   質・量の向上
・ 通所・訪問リハビリテーションなど生活期の支援体制の充実
・ 障害保健福祉分野におけるリハビリテーション専門職の活用
などが盛り込まれています。
私はこれまで、「リハビリテーションは治療のためだけではなく、健康づくり、介護予防、社会参加を支える重要な社会基盤である」と訴え続けてきました。
今回、その考え方が国の重点施策として明確に位置付けられたことを、大変意義深く受け止めています。

今後は、この方針を具体的な制度や予算へと着実につなげていくことが重要です。
リハビリテーション専門職が十分に力を発揮できる環境を整えるとともに、国民一人ひとりが必要なリハビリテーションを適切なタイミングで受けられる体制の実現に向け、引き続き全力で取り組んでまいります。

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