厚生労働部会
今月に入ってから都道府県理学療法士会のご協力を得ながらオンラインヒアリングを始めています。「令和3年度予算概算要求に向けた課題」をテーマに本日開かれた厚生労働部会で発言を求め、ヒアリングで頂いた現場の声を多くの議員、大臣官房長以下厚労省の方々にお伝えし、対応を求めました。
その主なものは次の通りです。
1 医療機関の収益状況が非常に厳しい中、医療従事者の雇用が今後不安定化しかねないという懸念があります。従事者の雇用と生活の担保という観点からも、医療機関への補償についてしっかりとした対応を。
2 臨床実習がコロナ禍において十分に実施できていないという現状から、国として医療専門職の“質の担保”に対し責任をもった、より具体的な対応を。
3 一定の条件下におけるリモート理学療法に対する評価の実現を。
4 理学療法士等のリハ専門職は対象者と濃厚に接触しつつそれぞれのアプローチを行うことから、常に高い感染リスクにさらされている。看護師と同様に危険手当の支給並びにPPE、特にマスク、ゴム手袋等の十分な支給体制を。