女性の生涯にわたる健康のために

【産後の身体的不調と、生涯にわたる女性の健康】 
超党派で立ち上げた「産前産後の母体に対するケアを通じて包括的に女性支援を考える議員連盟」(会長:加藤勝信先生、事務局長:小川克巳)の第6回総会を開催しました。
今回は、出産を契機として、更年期・高齢期へとつながる女性の健康課題について、フィジオセンター センター長・田舎中真由美氏、EASE女性のクリニック院長・丸山真理子氏からご講演いただきました。

講演では、妊娠・出産を機に生じた身体の不調が、その後10年以上続くことも少なくなく、その影響がメンタルヘルスの悪化や社会参加の低下、就労の制限にもつながっている現状が示されました。日々、患者さんと向き合う産婦人科医や理学療法士の立場から、現場の切実な課題が提起されました。
また、女性議員からは、自身の経験も踏まえ、「マイナートラブルを含む母親の身体の状態を継続的にチェックする仕組みが、いまだ十分に整備されていない」との問題提起もありました。

議論の中では、「昔から女性は出産してきた。4人、5人と子どもを産む時代もあった」という意見も出されました。一方で、これまで女性は身体の不調を我慢することが当たり前とされ、十分な支援を受けられなかったこと、さらに出産年齢の高齢化により、出産後の不調と更年期が始まる時期が近づき、心身への負担が一層大きくなっていることが指摘されました。

さらに、今後、女性の身体症状に着目した支援制度を整備していくためには、専門的な知識を持って対応できる療法士の育成・確保も重要な課題です。療法士自身の研鑽はもちろん、その学びを支え、適切に評価する制度づくりにも、全力で取り組んでまいります。

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