母体ケア議連設立の経緯

先日、岐阜理学療法士連盟の会議に岐阜の今井るる県議がご参加いただけるとのことで、現在私が事務局長として取り組んでいる「産前産後の母体に対するケアを通じて包括的に女性支援を考える議員連盟」の動向について紹介させていただきました。

実は、この議員連盟設立の発端は、私がまだ学生であった頃に遡るのですが、当時はまだ理学療法士養成校がわが国に3校しかなかった時期で、日本人講師も十分でなかったためWHOから派遣された講師により多くを学びました。
当然テキストも原書を使っていましたが、それらテキストには「産科理学療法」という項があるにも関わらず、なぜうちの学校ではカリキュラムにもなく、教えても貰えないのかと不思議に感じました。


まだ理学療法そのものが医療として浸透していないせいかとも思い、そのままになってしまいましたが、縁あって養成校教員になったときに、いずれ必要になるからとゼミのようにして産科理学療法を指導していました。
ところがそれから何年たっても産科が理学療法の対象として正式に位置付けられません。学べば学ぶほどに妊娠・出産が母体に与える影響の大きさに驚きを深めるとともに、やはり理学療法の適切な介入が必要だと強く思うようになりました。

そこで、私が参議院議員となった1期目、令和4年2月自民党厚生労働部会リハビリテーションに関する小委員会を設置するとともにその委員長に就任したのを機に「産後のリハビリテーション」をテーマに勉強会を開催しました。
勉強会を開催するにあたり情報収集をすると、実は産前産後の女性の身体トラブルの実態数等のエビデンスが無いことが分かり、当事者である出産経験者による実態調査が必要ということになり(一財)日本女性財団、NPO法人ReMind協力のもと「妊娠中・出産後の母体の身体トラブル実態調査」を行いました。
アンケート結果はこちら
https://sangomama.info-web.site/questionnaire/


アンケートの結果からは、妊娠・出産を通じて身体的トラブルを経験した方々からの悲痛な叫びが聞こえてきました。産前産後の母体の身体トラブルは育児、家事、職場復帰や2人目出産にも大きな影響を及ぼしており、制度的、歴史的、社会的意識も含め社会の課題は多く、根深いことが分かりました。
国でも女性活躍や少子化対策など取り組みが強化されている現在、女性のライフコースを通じてステージ毎の支援体制を創る必要性があると改めて感じています。
また、本課題は全国各地で議論していく必要があるので、各都道府県連盟を中心に皆さまにもご協力いただけると幸いです。
岐阜県理学療法士連盟の皆様、そして今井るる岐阜県議、この度は貴重な機会をありがとうございました!

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